「不登校の人が周りにいなくて孤独」
「子供が不登校になったので他の子の事例を知りたい」
「無理をしてでもまた学校に通うべきなのか悩んでいる」
こんにちは!高校生の時に1年間不登校をしていた管理人です。
不登校の子を持つ保護者の方は「わが子に学校に通ってもらいたい」と思っている人が多いようですが、子のほうも自分が学校に通えないことに苦しんでいます。
「どうして普通に通えないんだろう?」と…。
そこで、今回は管理人の体験談を語らせていただきます。
私が不登校になったきっかけ
管理人が進学した高校は成績トップの進学校でした。中学時代は勉強ができるタイプだったのです。
何の不安もなく入学…したわけではなく(上の兄弟が似たような進学校に通っていたので勉強がキツイことはわかっていました)、それなりの覚悟を持って入学。入学式の朝、制服を着ながら泣いたことは今でもよく覚えています。
今思えばこの得体の知れない不安感も不登校の一因だったのかもしれませんね。
そんなある日の朝、学校に行こうとしたときのことでした。
なぜかベッドから起き上がれないのです。
そんな日が三日ほど続き、両親に連れられてきた精神科で「適応障害」と診断されました。
不登校生活に突入
管理人はそれから人生ではじめて、不登校生活を始めました。スクールカウンセラーの先生に「とりあえず夏休みが明けるまでは家にいたほうがいい」と言われたので、その通りにしたのです。
高校に上がるまでは学校に通って部活をして塾にも通って、自分に求められるものをしっかりこなしてきた私にとって、「何もせず家にいる」というのは不思議な時間でしたが、慌ただしさから解放されてようやく休めると思ってほっとしたことを覚えています。
不登校生活で心の支えになったもの
そのとき心の支えになったのは携帯ゲーム機と「どうぶつの森」でした。
ゲームであっても毎日自分のやることがあるというのは嬉しいものでした。やはり「明日が来るのが楽しみ」と思えたことは救いになったと思います。
不登校を抜け出すきっかけはまさかの…
夏休みが終わろうかという頃、私は両親に「このまま学校に通わないなら、転校する?」と言われました。そして連れられていったのが通信制高校でした。
管理人は友人に通信制高校に通っている子がいたので、両親がおぼろげながら知識を持っていたのがありがたかったです。
通信制高校の見学は2校行きました。通いやすい場所にあって、それなりに大手のところです。
そこで実際に学校の中を見学して、先生たちの顔を見て、生徒たちの顔もそれとなく見て、雰囲気が自分に合うかな?というところを重点的に見ていきました。
最後に面談室のようなところに通され、スケジュールや入学手続きについての話を聞きます。
そのときでした。
通信制高校って、学費こんなに高いんだ…
それまで公立高校に通っていた私は、学費の桁を見て呆然としました。(お金かよ!笑)
それもそのはず、通信制高校は私立ばかりです。
実際に書類で金額を見て、16歳なりに衝撃を受けたのを覚えています。
そして親にこんなに迷惑をかけるわけにはいかない、と思い立ちました。
そしてそのまま私は、「やっぱり高校に通います」と宣言してまさかの学校復帰。3か月ほど続いた不登校生活は突然終わりました。
が、その決意も虚しく学校ではなかなかうまくいかず、保健室登校なども繰り返していました。しかし転校する時期をなんとか半年後まで伸ばしました。
結局転校はしているのですが、全く学校に通えなかった私からするとこれはかなり大きな事件でした。
紆余曲折ありましたが、なんとか学校に復帰したきっかけでした。
不登校を経験して今、思うこと
私は不登校のあと一念発起して学校に通学することをもう一度経験しましたが、今思えば「あのとき無理をしたのは本当に良かったのだろうか?」ということです。
そのときの経験から、より一層学校が怖くなってしまいましたし、先生という職業の人たちを怖く感じます。わかりやすくいえばトラウマが増えたのです。
学校に復帰したい、というのは素敵なことですが、無理をしてでも通うというのは私はおすすめしません。無理をするのは心に負担をかけ、その後の未来に大きく影響してきます。
今思えば、あのとき親に甘えてすぐにでも通信制高校に転校しておけばよかったな、と思います。それなら、あんなつらい思いをせずに済んだのに…と。
今学校に復帰したいと思っている人は、本当に復帰してもつらくないのか?をよく考えてみてくださいね。若いうちは、大人に甘えていいのですよ!
学校に復帰することがゴールではない
不登校のゴールって学校に復帰することだと思われがちですが、違います。
「その後の人生を楽しく、充実して生きられるか?」が一番重要ですよね。
そのために必要なことを考えて、無理をしすぎず過ごせる方法は何か?を探ってみてください。不登校の子供たちが一人でも幸せに生きられるように、祈っています。
当ブログには不登校についての他の記事もありますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
それでは、最後まで読んでくださりありがとうございました(*’▽’)
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